懐石料理

「懐石料理」と聞くと、豪華な食事を思い浮かべてしまうが、実は懐石料理とは、本来、茶席で茶だての前にだされる料理のこと。
茶会の大事な要素はその、「もてなし」にあるのだが、濃茶の濃厚な味わいは空腹時に向かない。

そこで、茶だての前に食事でもてなしたのが始まりだ。
だから、元来の懐石料理は、決して贅沢な食事ではなく、一汁三菜が基本。
量もかなり控えめなのである。お茶と同様、その作法も知っておく必要がある。

多くの人が思い浮かべる、お酒を楽しみながら豪華な食事をいただくのは、「会席料理」。
料理の内容にも作法にも、特に決まりはい。

この二つを混同しないために、本来の懐石料理のことを「茶懐石」と呼ぶこともある。
懐石の名前の由来を知っておくと、さらに間違うことはない。
それは、禅僧が空腹をしのぐために暖ためた石を懐に入れていたこととされている。

身近な疑問について、いろいろと調べることは、実に多くの発見があって楽しいもの。
料理屋のウェブサイトも、こういった「なるほど」と思えるようなコンテンツを増やせば、もっとアクセスが増えると思うのだが、いかがだろうか。

料理やスタッフの紹介は、どこにでもあるコンテンツであり、差別化はしなくく、結局は価格が選択基準となる。
情報とは、知らないことを公開することを前提にしてこそ価値があると言えよう。

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